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独身者の老後資金はいくら必要?老後までに資金を貯める方法も解説

「独身の老後資金はいくら必要なの?」

「独身だから、老後なるべく人に迷惑をかけたくない」

「老後はお金に苦労したくない」

「老後資金を用意する方法はない?」

独身で、老後の生活や資金計画について漠然と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では、

■独身の老後資金はいくら必要なのか

■老後資金を用意する方法

などについて解説します。

独身の老後資金がいくら必要になるのか、そして実際に老後資金を用意するにはどうしたらいいのかまで、詳しくわかりますよ。

ぜひ最後までご覧ください。

 

独身の老後資金はいくら必要?

老後にかかってくるお金は、主に次の通りです。

・毎月の生活費

・介護費用

・葬儀費用

それぞれどれくらいの金額がかかってくるのか、様々なデータから解説していきます。

※尚、老後資金は、65歳~95歳(30年間)に必要な金額を算出しています。年金は含まれませんので、ご注意ください。

 

【結論】老後資金は約1,300万円が必要

 結論から言うと、独身の老後資金に必要な金額は、約1,300万円です。

内訳は次の通りです。

・生活費:340万円

・介護費:580万円

・葬儀費用:353万円

合計:1,273万円

それぞれの内訳について詳しく解説します。

 

生活費

「総務省2021年版家計調査」によると、

65歳以上の

・平均収入:13万5,345円

・平均支出:14万4,747円

です。

これを計算すると、

13万5,345円-14万4,747円=-9,402円(月の赤字)

毎月9,402円の赤字になっています。

 

さらに、65歳~95歳(30年間)で、いくらになるか計算すると、

9,402円×12ヶ月×30年間=338万4,720円

つまり、独身の老後資金に必要な金額は、生活費だけでも約340万円が必要になることになります。

※参照元:「総務省2021年版家計調査報告」

 

介護費

ここで言う介護費とは、

・訪問介護や訪問入浴などの費用

・介護ベッドや車いす費用

・自宅の改修費用

などのことです。

 

「生命保険文化センター」の調査結果によると、

介護費の平均は、月額8万3,000円です。

介護が必要な期間は、61.1ヶ月(約5年1ヶ月)になるため、

月額8万3,000円×61.1ヶ月(約5年1ヶ月)=507万1,300円

となります。

また、自宅の改修費用や、介護用ベッドなどの費用を含めると、平均74万円が上乗せしてかかってきます。

 

よって、介護費の合計は、

507万1,300円+74万円=581万1300円

となり、約580万円必要になります。

※参照元:生命保険文化センター

 

葬儀費

独身の場合は、自分で葬儀費を準備する必要があります。

葬式の飲食や返礼品、お墓の購入などを合わせると、約353万円の費用がかかることになります。

(内訳)

・飲食費や返礼品=平均184万円

・お墓の購入費=平均169万円

※参照元:株式会社鎌倉新書

 

【今からでも遅くない】老後資金を用意する方法

独身の老後資金がいくら必要になるのか解説してきました。

では、実際にどうやって老後資金を用意していけばいいのか、その方法をご紹介していきます。

 

貯金

毎月コツコツと貯金していくことが出来れば、リスクなく確実に貯めることができます。

実家暮らしの場合は、給料の半分を貯金にまわしましょう。

一人暮らしなら、給料の2割は貯金にまわしたいところです。

 

iDeCo」「積み立てNISA」などで投資

老後資金を効率よく貯蓄していくなら、「iDeCo」や「積み立てNISA」がおすすめです。

 

「iDeCo」

個人型確定拠出年金のことで、いわゆる、自分で作る年金のようなものです。

一定の金額を毎月積み立てて運用し、60歳以降に受け取ることができます。

メリットとしては、投資信託で得た利益が非課税になり、積み立てた金額を所得控除できるので、所得税や住民税を軽減することができます。

デメリットは、60歳になるまで解約することができない点です。

 

「積み立てNISA

iDeCoと同じで、投資で得た利益が非課税になります。

特徴としては、継続的に積み立てていくのが目的の投資で、月々の投資金額を自分で設定することができます。

また、iDeCoのデメリットだった途中解約が、積み立てNISAでは可能になります。

 

まとめ

独身の老後資金はいくら必要なのか、そして老後資金を用意する方法まで解説してきました。

「独身でも、老後は思ったより資金が必要だ…」

と驚いた方も多いのではないでしょうか。

貯金はもちろん、idecoや積み立てNISAなどの個人向け投資商品で、積極的に資産を増やすことも大切です。

老後の生活に少しでも不安を抱えているなら、今のうちから老後資金の準備を始めましょう。

この記事が、少しでもあなたの老後資金を支える参考になれば幸いです。

 

【本記事のおさらい】

・老後は主に、生活費、介護費、葬儀費がかかる

・独身の老後資金に必要な金額は、約1,300万円

・貯金や投資でコツコツ老後資金を貯める