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40代にオススメの老後資金の貯め方をご紹介!

みずほ銀行の2020年の調査では、40代の約6割が資産形成に取り組んでいると回答しています。

あまりお金の話をしない、会社の同僚やママ友の10人中6人は資産運用をしていると考えると、少し焦りを感じますよね。

でも「老後資金を準備したほうがいいかも」と考え始めたのであれば、遅くありません。

今から老後資金を準備し始めれば、十分間に合います。

今回は、収入も生活費も高い傾向にある40代の方にオススメの資産運用の方法を紹介します。

「資産運用なんて難しそう」という方は、月に3000円を節約して、投資に回すことから始めてみましょう。

老後資金を貯めるオススメの方法

40代が老後資金を貯めるには、貯蓄だけでなく、投資商品による運用がオススメです。

日本円の現金だけを持つのはリスクが高いため、現金から他の投資商品に分散して積み立て、長期で運用するといいでしょう。

分散する資産のオススメは以下の3つです。

・個人年金保険
・つみたてNISA
・ideco

個人年金保険

個人年金保険は、毎月一定額を積み立て、満期(定年などに設定する)になると、年金として受け取れるようになります。

個人年金保険のメリットは、「積立金の一部が生命保険料控除となる点」と「途中解約をしにくい設計になっている点」です。

毎月の積立金は生命保険料控除が適用可能で、所得税等の節税になります。

また、途中解約すると元本割れする可能性があるため、「現金で持っていると使ってしまう」という方にもオススメです。

つみたてNISA

つみたてNISAは、毎年40万円まで投資信託を購入でき、購入した投資信託の運用益や譲渡益が非課税になる制度です。

つみたてNISAの対象商品は、金融庁が認めた投資信託のみなので、暴利な手数料をとる粗悪な投資信託はありません。

投資信託なので、値下がりのリスクはありますが、通常の株式投資に比べ、低いリスクで老後資金を準備できます。

つみたては老後NISA資金の準備に有効ですが、いざとなった場合に、すぐに現金化できるのも嬉しいポイントです。

ideco

ideco(イデコ)は「個人型確定拠出年金」の愛称として知られています。

毎月、一定額を拠出することで、資産運用を行い、老後資金に備えられます。

idecoは掛金が全額所得控除になるため、節税メリットが大きいです。

個人年金保険との違いは、拠出先の投資商品を自分で決めて運用できるという点です。

idecoでは自分で投資商品を選べるので、「大きな値上がりを期待できるアクティブファンド」「元本確保型ファンド」など、目的にあった運用ができます。

idecoのデメリットは、原則60歳まで引き出せないという点です。

個人年金保険やつみたてNISAよりも現金化のハードルが高いため、しばらく引き出せなくても大丈夫な余裕資金で運用するようにしましょう。

40代家計収支の見直しアイディア(余裕資金の確保)

資産運用方法のオススメを紹介してきましたが、「余裕資金がない」という方も多いでしょう。

そのような時は、一度、家計収支の見直しをするのがいいでしょう。

40代の落ち着いたタイミングは収入も増えていますが、支出も膨らんでいる世帯が多いです。

【家計収支の見直しアイディア】
・サブスクリプションサービスの解約、プランの見直し
・車は必要か、カーシェアの利用という選択肢はないか
・子供が中学生に入ったタイミングで夫婦共働きにする
・不用品販売など、簡単な副業を始める

毎月の収支を見直すことで、思わぬ余裕資金が生まれることがあります。

余裕資金を運用に回すことで、老後に備えられるようになります。

40代は老後資金を考える、いいタイミング

「ideco」「投資信託」などと聞くと、よくわからないから諦めてしまうという人がいます。

しかし、何もしないで過ごしていると、20年後に「あの時、始めていれば・・・」と後悔することになりかねません。

2022年に経験している以上のインフレ(物価上昇)が起きている可能性もあります。

もちろん、今回紹介した全ての運用を採り入れる必要はありません。

余裕資金として捻出した月3000円から、お試し感覚で始めてみましょう。

1年後には3000円×12か月で36000円になっています。

36000円がどうなっているか口座で確認して、資産運用のイメージを掴むのもいいでしょう。

一度経験してみた後に、具体的な老後資金の準備を始めてもかまいません。

まとめ:40代から老後資金準備を始めよう

40代にオススメの老後資金の貯め方を紹介してきました。

今回紹介したポイントは以下の通りです。

・日本円の現金だけを持っている方がリスクは高い

・個人年金保険、つみたてNISA、idecoで、自分にあったものを分散して資産運用しよう

・家計収支を見直して、余裕資金を作ることも重要

40代は老後資金を準備するのにまったく遅くありません。

不安な方は数千円から初めて、日々の値動きを確認することから始めてみましょう。