資産運用はなぜ必要?投資を始めるべき2つの理由とメリット・デメリットを解説
資産運用とは、手持ちのお金を預貯金や投資によって、効率的に増やすことをいいます。
「最近よく耳にするけれど、本当に必要なの?」と感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、資産運用が必要な2つの理由と、メリット・デメリットについてご紹介します。
これから資産運用を始めるか迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
目次
資産運用が必要な2つの理由
昔と比べると、現在は「預貯金があれば安心だ」という状況ではありません。
社会の状況は変化しており、積極的に資産運用を行う必要性が高まっています。
資産運用をすべき大きな理由は次の2点です。
①人生100年時代における老後の資金準備
少子高齢社会となった現代は、人生100年時代ともいわれており、老後の人生が長くなっています。
一方で年金制度を支える現役世代の人口は減少しているため、公的年金支給水準は低下していくことが予想されます。
公的年金や退職金だけで長い老後の生活費をまかなっていくのは難しいでしょう。
老後も豊かな生活を送るためには、なるべく早く資金準備を始めておく必要があります。
②物価上昇への対策
2022年以降、毎日のように物価上昇のニュースを見聞きしますよね。
物価やサービスの価値が上昇するインフレになると、家計の負担が増えます。
貯金があれば大丈夫と思うかもしれませんが、資産を預貯金していても、インフレ下では資産価値は目減りしていきます。
物価が上昇するということは、これまでと同じ金額では同じ物を購入できなくなるので、実質的にはお金の価値が下落していることと同様です。
預貯金に頼るだけでは不安な昨今、お金を増やしていける資産運用が注目されています。
資産運用の2つのメリット
ここまで資産運用が必要な理由について解説しましたが、資産運用の具体的なメリットとは何なのでしょうか?
2つご紹介します!
①複利効果でお金が増える
複利効果とは、運用して得た利益を当初の元本にプラスして投資することで、利益が利益を生んでふくらんでいくことです。
長期にわたって投資していくことで、お金自身が働いて稼ぐ金額が増えていきます。
例えば投資信託を保有している場合、運用実績に応じて分配金を受け取れますが、これを元本に加えて再投資すると、運用元本が雪だるま式に増えて複利効果が期待できます。
預貯金で資産を持っている場合にも、利息を受け取れますが、日本の銀行預金で分配金ほどの金額を得るには、億単位以上の莫大な預貯金額が必要です。
②優待などのサービスが受けられる
株式投資をすると、投資先によっては、配当金の他に株主優待を受けることができます。
企業の商品をお得に入手できたり、お食事券やギフト券をもらえたりするなどの特典があり、株主優待を取り入れている会社はたくさんあります。
株主優待を受けるためには一定株数以上が必要なケースが多いですが、株主優待がある企業に投資をすると楽しみながら資産運用ができるので一石二鳥ですね!
資産運用の2つのデメリット
資産運用にはもちろんデメリットもあります。
資産運用を始めるにあたっては、デメリットもきちんと理解しておきましょう。
①元本割れのリスクがある
資産運用のデメリットとしてまず挙げられるのが、元本割れです。
元本割れとは、投資した商品の価値が下がってしまい、手元に戻ってくるお金が当初投資した金額を下回ってしまうことをいいます。
元本割れのリスクは資産運用にはつきものですが、リスク低減のためには分散投資が大切です。
大きな金額を1箇所に投資するのではなく、異なる値動きのものを組み合わせるなど、投資先を分散させることを意識するとよいでしょう。
例えば1つの運用商品で損失が出た場合でも、分散させた残りで利益が出ていれば問題はありません。
リスク管理をしながら進めていくことが資産運用のポイントです。
②長期的に運用する必要がある
利益が出るまでに時間がかかるのも、資産運用のデメリットの1つです。
資産運用は短期でお金を増やせる方法ではないことに注意してください。
複利効果を十分に得るためには長期で運用していく必要があり、商品によっては、途中で換金できない場合もあります。
生活資金から大きな金額を運用すると、思わぬダメージを受けてしまうかもしれません。
資産運用を始めるときには、余剰資金から運用し、長い目を持って投資を継続していくことが必要です。
まとめ
この記事では、これから資産運用をすべきかお悩みの方に、資産運用が必要な理由と、メリット・デメリットについてご紹介してきました。
メリット・デメリットを理解した上で適切に資産運用を行えば、老後の生活資金を効率的に増やしていくことも可能です。
ぜひこの機会に資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。